神楽保存会会長あいさつ

当地区に伝承されている「岩国行波の神舞」は古くは太夫舞・十二の舞とも称した社家神楽であり、江戸時代初期以前より各神社に奉納されていたもので、天明年間の大飢餓などを契機として、寛政3年9月に当地・荒神社(改称・荒玉社)に疫病悉除、家内安全、五穀豊穣を祈願して神楽奉納、以来式年神楽(七年)として断続することなく継承、執行されているものです。明治初期(1867年)太政官布告に関係、この神楽を里人たちが習得し継承、現在に至っており、当地では願舞とも云っています。文化史的、芸術的、古式形態を守っていることを認められ、国の重要無形民俗文化財に指定されており、後世に継承する責務を強く受けとめております。
時代の変化と共に神楽団員や次の世代を担う新舞子の減少など、継承活動に対しての様々な問題等もございますが、先人達の意を深く受けとめて、今後も継続してこの伝統芸能の伝承に努めて参りたいと思っております。
各、皆様方の御支援をお願い申し上げます。